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TMC医療ニュース(24年6月5日号)

2024年06月05日

TMC医療ニュースでは現在の〈医療・健康〉関するトレンド・お役立ち情報を発信しています。

 

◆感染動向調査まとめ 【Medical Tribune 感染症 Weekly Report】

手足口病6,000例突破、沖縄でコロナ流行【感染症動向調査第21週:5月20~26日】

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◆診断遅れが問題の若年大腸がん、3症状に注意【時事メディカル】

50歳未満で診断される早期発症大腸がん(early-onset colorectal cancer;EOCRC)の罹患率が世界的に上昇しているなか、診断までの時間が長いことが問題視されている。

米・University of CaliforniaのJoshua Demb氏らは、早期発症大腸がん患者における徴候や症状、診断までの期間を検討するため、2,490万例超の早期発症大腸がん患者を含む81件の研究を用いたシステマチックレビューとメタ解析を実施。

その結果、血便、腹痛、貧血を呈する例で早期発症大腸がんのリスクが高かったとJAMA Netw Open(2024; 7: e2413157)に報告した。

https://medical.jiji.com/news/58972

 

◆健康的な植物性食品で痛風リスクが低下【時事メディカル】

最近、植物性食品指数(Plant-Based Diet Index;PDI)に動物性食品も含めた食品分類を併用して食事パターンを評価し、疾患との関連を検討する研究が増えている。

米・Harvard T.H. Chan School of Public HealthのSharan K. Rai氏らは、米国の医療従事者を対象としたコホート研究のデータを用いて痛風リスクと食事パターンとの関連を検討。

特定の健康的な植物性食品の摂取により痛風リスクが低下することなどをJAMA Netw Open(2024; 7: e2411707)に報告した。

https://medical.jiji.com/news/58959

 

◆青年/若年成人へのGLP-1薬処方7倍増【時事メディカル】

米・University of Michigan Medical SchoolのJoyce M. Lee氏らは、米国における薬剤処方データベースを調べた結果「2020~23年にGLP-1受容体作動薬を処方された青年(12~17歳)および若年成人(18~25歳)の数は約7倍に増加した」とJAMA(2024年5月22日オンライン版)に報告している。

GLP-1受容体作動薬は当初、2型糖尿病治療薬として承認され、その後、体重管理(肥満症治療)薬としても承認された。セマグルチドが肥満症治療薬として承認された2021年には、GLP-1受容体作動薬に対する関心が急激に高まった。

Lee氏らは「GLP-1受容体作動薬の長期使用が健康に及ぼす影響や累積費用増加に関するデータが存在しないことを考えると、青年/若年成人へのGLP-1受容体作動薬の処方状況を把握しておくことは重要だ」と今回の研究の背景を説明している。

https://medical.jiji.com/news/58923

 

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