人間ドック・健診センター コラム
TMC医療ニュース(24年11月6日号)
2024年11月06日
TMC医療ニュースでは現在の〈医療・健康〉関するトレンド・お役立ち情報を発信しています。
◆感染動向調査まとめ 【Medical Tribune 感染症 Weekly Report】
マイコプラズマ肺炎、過去最多を更新【感染症動向調査第43週:10月21~27日】
◆認知症リスク、孤立のタイプで異なる 【時事メディカル】
社会的孤立は、認知機能低下および認知症発症の危険因子である。日本は人口の高齢化に伴い認知症の有病率が上昇傾向にあり、社会的孤立との関連が指摘されるが、これまで社会的孤立と高齢者の脳の構造や形態的変化との関連を評価した縦断的研究の報告はない。東京都健康長寿医療センター研究所研究副部長の村山洋史氏らは65歳以上の地域在住高齢者のコホート研究のデータを用い、海馬容量の変化と社会的孤立の関連を検討。社会的孤立と認知症の関連には海馬の萎縮が介在し、社会的孤立のタイプによって萎縮の方向性が異なることを見いだしたと、Arch Gerontol Geriatr(2024; 129: 105642)に報告した。
https://medical.jiji.com/news/59523
◆高断熱で暖かい家での暮らしにより医療費を低減 暖かい家は高血圧・循環器疾患の予防や健康寿命の延伸につながる 費用対効果も高い 【保健指導リソースガイド】
東京科学大学などは、高断熱で暖かい家での暮らしにより、医療費を低減する効果を得られ、と健康寿命の延伸にもつながることを明らかにした。
住宅を新築する際の断熱工事が、費用対効果の高い対策であることを、建築環境工学の分野に医療経済学の手法を応用した研究により明らかにした。