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TMC医療ニュース(24年6月19日号)

2024年06月19日

TMC医療ニュースでは現在の〈医療・健康〉関するトレンド・お役立ち情報を発信しています。

 

◆感染動向調査まとめ 【Medical Tribune 感染症 Weekly Report】

手足口病1万2,000例突破、夏の感染症も増加【感染症動向調査第23週:6月3~9日】

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◆A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(溶連菌感染症)の報告数が増加しています 【感染症エクスプレス@厚労省】

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(溶連菌感染症)の全国での定点当たり報告数は5.03(第21週)と3週連続で増加し、過去5年間の同時期の平均と比較してかなり多くなっています。

溶連菌感染症は、乳幼児では咽頭炎、年長児や成人では扁桃炎が現れ、発しんを伴うこともあり、発赤毒素に免疫のない人は猩紅熱といわれる全身症状を起こすことがあります。

リウマチ熱や急性糸球体腎炎などの二次疾患を起こすことにも注意が必要です。

溶連菌に感染した患者で、稀に引き起こされる劇症型溶血性レンサ球菌感染症(STSS)は、国内外で増加傾向にあり、STSSの今年の報告数は、第21週まで935人報告されています。

引き続き感染拡大防止のため、手指衛生や咳エチケット、傷口の清潔な処置などの感染対策の実施を今一度お願いします。

 

◆HSV感染で頭頸部がんの発症リスク増【時事メディカル】

頭頸部がんは呼吸や食事などQOLに直結する機能を障害する上、整容に配慮した治療を要するため、予防を含めた対策の確立が強く求められる疾患である。

代表的な危険因子は飲酒と喫煙であるが、中咽頭がんとヒトパピローマウイルス(HPV)、上咽頭がんとエプスタイン・バーウイルス(EBV)のように一部のがんではウイルス感染との関連が見られる。ドイツ・Charité Universitätsmedizin BerlinのJennifer von Stebut氏らは、頭頸部がんと単純ヘルペスウイルス(HSV)との関連について大規模データベースTriNetXを用いて解析。HSV感染により頭頸部がんの発症リスクが有意に高まること、特に口唇がんとの関連が強いことをInt J Dermatol(2024年4月21日オンライン版)に報告した。

https://medical.jiji.com/news/58981

 

◆映像と問診から腰痛の原因を解析、NECと東京医科歯科大がセルフケア支援のAI開発【日経デジタルヘルス】

NECと東京医科歯科大学は2024年3月21日、慢性的な腰痛のセルフケアを支援するAI(人工知能)技術を開発した。利用者がスマートフォンなどで自らの映像を撮影し、問診データを入力する。映像や問診結果をAIが解析し、腰痛の原因や改善運動を利用者に提示するという。利用者が病院へ行かずに、自宅で原因を推定し症状を改善できるようにする。

https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/news/24/00436/?ST=ch_digitalhealth

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