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感染症ニュース(23年9月26日号)

2023年09月26日

感染症ニュースでは現在流行している感染症の状況や感染症に関する情報を発信しています。

 

【トピックス】

◆感染動向調査まとめ【Medical Tribune 感染症 Weekly Report】

インフル、コロナで学級閉鎖相次ぐ 【感染症動向調査第36週:9月4~10日】

https://medical-tribune.co.jp/rensai/%E6%84%9F%E6%9F%93%E7%97%87weeklyReport20230904.pdf

 

◆インフルエンザが増加しています

今年度、インフルエンザの定点当たりの報告数は、春から夏にかけても1.0を上回る水準で推移しており、直近の定点当たり報告数は、総数で第35週 (8/28~9/3)2.56、第36週(9/4~9/10)4.48と増加傾向にあります。

直近5年間の同時期と比較しても、高い水準で推移し、既に増加傾向がみられていることから例年よりも流行が早まる可能性があります。

インフルエンザを含めた呼吸器感染症の感染拡大防止のため、咳エチケット、手洗い、換気、医療機関内でのマスクの適切な着用などの感染対策の実施や周知の徹底を今一度お願いします。

 

・インフルエンザの発生状況について 【厚生労働省】 2023年第36週(9月4日~9月10日)

https://www.mhlw.go.jp/content/001146431.pdf

・小児インフルワクチン、今年も10月末までに 【Medical Tribune 】

https://medical-tribune.co.jp/news/2023/0907558196/

 

◆内閣感染症危機管理統括庁と厚生労働省 感染症対策部が発足

内閣感染症危機管理統括庁は、平時・有事それぞれの状況において司令塔機能が発揮されるよう、

内閣の重要政策等に関する企画立案や行政各部の総合調整権を有する内閣官房の中に9月1日付で設置されました。

厚生労働省は同日付で省内に「感染症対策部」を新設し、省内の関連する部署を再編成し、

平時から統括庁と連携して新たな感染症危機に備え、「感染症に強い社会」を目指す。

 

・内閣感染症危機管理統括庁

https://www.cas.go.jp/jp/caicm/index.html

・厚生労働大臣会見概要

https://www.mhlw.go.jp/stf/kaiken/daijin/0000194708_00585.html

 

◆コロナ後こそ、肺炎球菌ワクチンの啓発を 【Medical Tribune 】

肺炎は日本人の死亡原因として第5位に位置し、死亡者のほとんどを65歳以上の高齢者が占める。肺炎で最も多いのが肺炎球菌性肺炎であり、特に重篤化する侵襲性肺炎球菌感染症(IPD)は高齢者に多く、死亡率や後遺症の残存率も高い。8月28日にMSD社が開催したメディアセミナーで国立病院機構東京病院感染症科部長の永井英明氏は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行前後における肺炎の動向と肺炎球菌ワクチンの接種状況を解説。「COVID-19対策の緩和に伴って肺炎やIPDが増加傾向にある中、肺炎球菌ワクチンの接種率が低いことは問題だ」と警鐘を鳴らし、接種率の向上には医師による啓発が重要性であることを強調した。

https://medical-tribune.co.jp/news/2023/0919558297/

 

◆新型コロナウイルス感染症(COVID-19)について 【厚生労働省】 

2023 年第 36 週(9月4 日〜9月10 日)における定点当たり報告数は 20.19 (報告数99,744 人)であった。

<新型コロナウイルス感染症(COVID-19)発生動向調査 第36週(9月4日~9月10日)(’23/9/15現在)>

https://www.mhlw.go.jp/content/001146197.pdf

 

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