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TMC医療ニュース(24年12月11日号)

2024年12月11日

TMC医療ニュースでは現在の〈医療・健康〉関するトレンド・お役立ち情報を発信しています。

 

◆感染動向調査まとめ 【Medical Tribune 感染症 Weekly Report】

インフル2万例超え、コロナ1万例超えに【感染症動向調査第48週:11月25日~12月1日】
PDFデータ

 

◆HPVワクチン、無料期間を延長へ=定期接種逃した女性対象―厚労省 【時事メディカル】

子宮頸(けい)がんなどを引き起こすヒトパピローマウイルス(HPV)の感染を予防するワクチンについて、厚生労働省は11月27日、定期接種を逃した女性を対象に来年3月まで無料で行うとしていた特例措置「キャッチアップ接種」の期間延長を決めた。
https://medical.jiji.com/news/59622

 

◆わずか4分間の運動が女性の健康リスクを半分に減少 【保健指導リソースガイド】

わずか4分間という短時間の運動であっても、毎日の生活で積み重ねると、中年女性の心血管疾患のリスクを半分に減らせることが明らかになった。

日本人を対象とした調査で、8割を超える人は「運動不足」を感じていて、とくに女性は94%が運動不足を実感していることも分かった。
https://tokuteikenshin-hokensidou.jp/news/2024/013508.php

 

◆糖尿病の死亡リスク、夜明けのコーヒーで増 【Medical Tribune】

中国・Harbin Medical UniversityのRuiming Yang氏らは、2003~14年の米国民健康・栄養調査(NHANES)参加者5,378例のデータを用い、糖尿病患者におけるコーヒーおよび茶(紅茶を含む茶全般)の摂取タイミングと死亡リスクとの関連を検討。その結果、全死亡、心血管疾患(CVD)および心疾患による死亡のリスクはコーヒーの非摂取群と比べて早朝(午前5~8時)の摂取群で上昇する一方、朝~昼(午前8時~正午)の摂取群では低下することが示されたとBMC Med(2024; 22: 526)に発表した。

  • コーヒーの摂取
    • 早朝(午前5~8時)の摂取は、全死亡、心血管疾患(CVD)、心疾患、糖尿病による死亡リスクを有意に上昇させる。
    • 朝~正午(午前8時~正午)の摂取は、全死亡、CVD、心疾患による死亡リスクを有意に低下させる。
  • 茶(紅茶を含む)の摂取
    • 朝~正午に摂取した場合、CVDによる死亡リスクが有意に低下。
  • 考察
    • カフェインが早朝における耐糖能や血圧に影響を及ぼす可能性が指摘されています。
    • 早朝のコーヒー摂取は「暁現象」による血糖値の上昇や血圧悪化を引き起こし、これが長期的な死亡リスク増加に繋がる可能性がある。
  • 研究の限界

コーヒー・茶の種類や糖尿病のタイプ(1型/2型)は区別されておらず、詳細なメカニズムの解明にはさらなる研究が必要。

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